· 

生き残った明日葉

小さい頃。丈之助爺ちゃんに引かれる牛の背中に乗っての帰り道、明日葉の種を道中に取っては蒔いていたところ、褒められたことを思い出し。徒歩、自転車、スーパーカブと乗り物は変わりますが、八丈島から島外の日石伊藤忠に就職するまでの期間、島中の道に種を蒔いた事を思い出します。明日葉は家の庭から雑草扱いされ捨てられ、種の飛ぶことのない道には明日葉は見かけなくなっていました。

今は畑というか山に種を蒔いて育てています。山菜という御触れで島に住んでいる人も採りまくって頂いてくれます。

警察官の栗田さん曰く明日葉は山菜であるから、他所の土地であっても採っていいんだといわれましたが、昔のように家々の庭で育てて欲しいものです。

小さい子供の頃から新芽の素揚げが大好きだった私は絶滅しないようにと今でも家の回りにも育てています。

不遇な時期を生き抜いた明日葉は世界でも知られる様になりました。

山菜と言える植物ではなく、人との係りで現代まで生き残ってい来た植物です。

 

体に優しい明日葉をいくらか購入して頂くと原産地東京の明日葉の知名度も上がり、身体の調子も上がると思います。